
今日も明日も 2nd season
第21章 that´s Can't be true !
「えーと、だから相葉さん?」
「先生、だから」
「ああもう、ちょっと良く見てよ!こんな老けた高校生がどこにいんだよ!」
相葉さんがまた首を傾げた
「老けてる訳ねぇだろ。こんなにピチピチの肌しといて」
不思議そうな顔から一転
ニヤリと口角を上げた相葉さんが、瞬時に俺の手を払った
「わ…っ!」
支えを失った身体がベッドに仰向けに倒れる
払われた手はがっちりと相葉さんによって抑えつけられた
「何、新しい誘い方?」
「は?何言ってんの、お前」
「…生意気」
クスクス笑うそれは、あの夢の中の “センセイ“ そのもので
「え、ちょっ…待っ……」
待って、と言おうとして、それは敵わなかった
何故なら
…これまた夢と同様に、俺の唇が塞がれていたから
何が何だか分からない
分かるのは
なぜか相葉さんが “先生“ で
俺が “生徒“ で
押し倒されたヤバい状況と言う事実だけだった
続く(笑)
