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ご飯を食べてからは、また俺はにゃん太を抱っこしながら窓の外を眺めていた

「かずくん、ホント外見るの好きだね」

それを寝そべって見てるまーくんは、テレビのチャンネルをコロコロと変えている

「でもかずくん、ベランダには出ちゃダメだよ」

「分かってます」


ここだって、いつお兄ちゃんに見つかるか分からない

だからまーくんも、仕事は勿論
買い物にも出ない

…ここから、1歩も外には出られない


「…まーくん」

「ん？」


「嫌になったら…言って」

“ごめんなさい“ と言うとまーくんが怒るから


「…なにが？」

「……」

だけど次の言葉は繋げない

結局同じ事を繰り返すだけだし


「まだ、言うの？…かずくんは俺を信用出来ない？」

違う

そうじゃない


「もう、その話はおしまい！次また言ったら…」

まーくんが立ち上がる

そして俺の目の前にしゃがみ込むと





「今度はもっと凄いキスしちゃうからな」

そう言ってほっぺたにキスをした