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今日も明日も 2nd season

第15章 Candy Time 2


名残惜しそうに唇を離すと、互いのそれを透明な糸が繋ぐ

いつも、それを見て思う

ー…この糸が切れなければいいのに

そんな事、不可能なのは分かってるけど
相葉さんと繋がる1つ1つ、全てが愛おしい



生理的に浮かぶ涙を相葉さんが舐めてくれてから

絡み合う激しいキスから、啄むような軽いキスにどちらからともなくシフトチェンジした

お互いに唇を突き出して、リップ音を鳴らす度に目を合わせてクスクス笑う

笑ってはキスして
キスしては笑って

相葉さんが俺の髪を撫でてくれるのが気持ち良くて、目を閉じて身を任せれば

「だーめ。俺を見て」

笑いながら片手で鼻を摘ままれて、目を開けさせる

「分かったよ」
同じように相葉さんの鼻を摘まんで言い返し、ギュッと捻って見せた

「いてっ!」
慌てて相葉さんが顔を上げる

さして強く摘まんでる訳じゃないから、あっさりと俺の手は相葉さんから離された


「もー、何おいたしてんの」
「んふふ」

怒ってる訳じゃない、軽口が嬉しい

こういうやり取りは、絶対人には見せられない位に甘い

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