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Best name ~ ひまわりとの約束 ~

第3章 青い時代(とき)の瞬き

『ハァ…ハァ…ハァ』


『~~…ハァ…ハァ…』



オレとカズマは

駅の方まで一目散に走って

ゲーセン(ゲームセンター)に

避難(笑)した







『ハァ…ハァ…な、なんなんだケイゴ(笑)

あ…あの…未確認生物のトモダチはよ…』



『だから・・・知らねぇって?!

カンベンしろよな・・・ハァ…ハァ』




間違えに間違えを重ねても

〃トモダチ〃だとか

思われたくないタイプだぜ?!

ありとあらゆる意味でさ









『だ・・・だからねっ、滝川くん

葉月さんに・・・すっ…好きなアニメとか

聞いてきてくれないかなぁって・・・』






・・・って?








『げ・・・っ?』




『う"わ"ぁぁぁあ"・・・っ?!』





一息ついたゲーセンの自販機の前で

オレは本気でぶっ飛んだ





ガキの…ホントにガキ(幼少)の頃以来?

間違いなく一番恐怖した



そりゃあもう

サ○"コもカ○コも顔負けってくらい?




だってさ・・・







『どっ・・・どっからわいてきた?!』








体のデカイ、オレとカズマが

全力疾走したんだぜ???





この…ちんちくりんな


ひ弱な(時に凶暴な?)オタク少年がさ

到底追い付けるワケないと思うのね?






『ははっ・・・お前さ?
良く追い付けたね?』




カズマが(あきらめたのか)

なんかマトモな会話しようとしてる






『ううん…ボクね、この辺は家も近いし

近道とか…コワイお兄さんから

隠れられる場所とか沢山知ってるんだ♪』








『ぷっ・・・~だとよケイゴ(笑)』


『・・・~~~』






イジメられっ子はイジメられっ子の


〃キャリア〃と〃生活力〃ってもんが


あるらしい・・・(苦笑)

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