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Best name ~ ひまわりとの約束 ~

第3章 青い時代(とき)の瞬き

カンナを乗せて

さっさと校庭を抜ける・・・









「コォラァ~~!!?

自転車の二人乗りぃ~~!!!

どこのクラスだぁ~~~~!!?

降りなさぁぁぁぁあいっ!!!」









・・・ゲッ(苦笑)





なんでかね?こういう時に限って?





ついてないぜ・・・。















『フゥ・・・さっそく?

〃鬼瓦(オニガワラ)先生〃の登場か?』













『!!?・・・~~テっ💧

〃勅使河原(テシガワラ)〃先生でしょっ?!』














マジか?

インパクトあるから唯一

名前覚えたセンセーだと?思ったのにな??








「止まりなさぁ~~~~いっ!!!」













『(笑)まぁなんでもいい』



『と・・・止めて?私、降りる』








『(笑)危ない・・・動くな、掴まれ』




『え・・・???』







『落ちんなよ?コケたら
そのケガどころじゃなくなるぜ・・・』








『っちょ?!・・・わっ』







『・・・っ』








オレはペダルに思いっきり力をかけて

チャリを漕ぐスピードをガンガン上げた







スピード上げて校庭を抜けて


さっさと裏道に逃げ込んで


生活指導のオニナントカ先生を


巻ききった・・・(笑)









ぎゅ・・・





スピードあげて


チャリが揺れた反動で





カンナは・・・こわかったのか



ぎゅっと・・・横向きのまま



オレの腰にしがみついてた





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