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Best name ~ ひまわりとの約束 ~

第1章 幼く・・・儚く


『・・・ふぁ…』






眠・・・


てか・・・暑







寝てたくても目が覚めてしまう





『おはよ・・・~~』




『〃おそよう〃さん』





なんてイヤミを交えて返してくるのは
僕の母親ね♪







『まったく~~良いご身分ね
夏休みだからってねぇ…』








『いいじゃん〃休み〃なんだから』






冷蔵庫から麦茶を出しながら
母親を適当にかわして
朝食にありつく






『~~母さん、良希は?』





『とっっくに起きて、朝練行ったわよ』






『大変だねぇ〃学生〃は・・・

夏休みだってのに、部活部活か

気の毒にね♪』







『あ・ん・た・もっ!!
〃高校生〃でしょぉがっ
少しは学生らしくなさいっ

別にねぇ、お母さんは
何も立派になりなさいなんて言わないよ?!

でも最低限、やるべき事はやりなさい?!
一学期の成績~~』








『まだ一年の夏だぜ?
勘弁しろよなぁ

補習くらわないギリギリ狙ったの♪
オレ天才っしょ母さん?(笑)』







『っっっまっったく話になんないわぁ!
もう・・・情けないわよぉ

留年なんて勘弁してよね!?それだけは

宿題ちゃんとやりなさいよ?!
学生だろうがなんだろうがね

自分のことには自分で責任を・・・』






あ~~うっせぇ・・・






…っとと(笑)失敬

僕にも人並みに思春期や反抗期は
あったからね♪

まぁそんな一幕だよ






『一々うるさいこと言う気はないけどさ…』






『~~もう十分うるさいよ

・・・仕事遅れるよ?』







『あぁ…いけない!
食器片しておいてね!?

お昼には良希も帰ってくるはずだから
二人でごはん~~』







『オレ今日バイト・・・』







『もぉ~~っ…慶悟!あんたはぁ』







『メシ食わせとけば良いんでしょ?
ハイハイ
チュウボウは世話がやけるねぇ♪』




『あんたねぇ…💧

ハイハイ…それじゃお兄ちゃん
よろしく頼んだわよ

いってきまーす!』





『いってらっしゃ~~い・・・』


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