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Best name ~ ひまわりとの約束 ~

第1章 幼く・・・儚く

『ねぇねぇ連絡先交換しようよ??』



『ん?・・・あぁ』




『滝川くんが困ってたら

今度は私がバイト代わってあげるから!』






まぁ…そりゃ

持ちつ持たれつってやつだよね






カチカチカチ・・・









※(あ・・・ケータイの音ね♪↑

いわゆるガラケーってやつ?

ねぇねぇ今の若い子達は知ってる?

PHSの名残みたいな〃縦長のケータイ〃も

まだ存在する頃でね(笑)♪

2つ折りのケータイが主流だった頃

カメラ付きのケータイが

ほぼほぼ普及し始めた頃かな?♪

プラス〃赤外線機能〃ついてれば

尚優秀~みたいな?(笑)

・・・なんて

今のホントに若い子達(ティーンとか)に

絶対通じない話題だよねっ???

アッハハハハハハッ♪(笑))










『ごめん…私の赤外線ないんだ』



『あー・・・』





カチカチカチ・・・





起動させた赤外線機能を閉じて


ちょっとメンドクサ、とか思いながら


手入力で連絡先を交換する





カチカチカチ・・・




『滝川くん…下の名前

何て言うの???』





『ケイゴ・・・』





『どういう字~?』





・・・細かいヤツ


別になんでも・・・


呼び方知ってりゃ良くない?



『・・・』



『あっ・・・』






カチカチカチ・・・






打ち込んだ方が早い



とか、思って



ソイツのケータイを

かっさらって直接入力した。





『ぁ・・・ありがと

あ、私の字はね~・・・』




『あー・・・入れたからいーよ』




めんどくせ。




オレはさっさと自分のケータイを

閉じてしまおうとした






『え~~???あんま
一発で入れてくれる人
いないんだよ~?』







『って・・・おいっ?!』








ソイツがオレのケータイを

かっさらい返して開いた



パカッ…




・・・あ、ヤッベ











『ちょ・・・なによコレっ

〃誰〃よぉっ・・・??!』







『・・・』



漢字もヘッタクレも

名前も、うろ覚えで

とりあえずオレがテキトーに登録した

彼女の名前は・・・
















・・・〃大工のムスメ〃(笑)

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