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Best name ~ ひまわりとの約束 ~

第8章 大丈夫だよ・・・。

『・・・』





父さんは硬直?


∥チ~~ン♪∥とかって

アニメみたいな効果音でも

流れてきそうな顔して

いわゆる…∥目がテン∥








『ぁ・・・兄貴・・・

・・・・・・頭でも打った?』





弟は、本気で心配してるようにも見え

うろたえつつも、なんとか悪態をついて







冷ややか…って言うか

呆然とした家族の反応・・・そんな中











『・・・。

いいじゃない・・・?』








一人・・・・・母親だけは違った









『目標がはっきりしてるんだもの

それなら…それでいいじゃない♪』








『ぉ…ぉ・・・お母さん???

ぃゃ・・・そんな唐突にだね…ウホン』







『ケイゴが何かやりたい、なんて
自分から言ったのは初めてよ?

そうでなくてもこれからの時代
特に男の子は

人並みの学歴も
必要になってくるんじゃないの?

なぁんにも芸のない私たちよりは
家族で一人くらい

夢を大きく持っていても
良いんじゃないかしらパパ♪?(笑)』







『ぁ…ぅ…あのねぇ、お母さん

~そうは言ってもね

突然、大学に行くたって…そう簡単には』






ちょっと揉め始めそうな両親

その空間を作り出したオレは

気まずさの極み…





オレは…なんだか

とにかく話を終わらせたくなった


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