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Best name ~ ひまわりとの約束 ~

第5章 素顔の君

『~~~カンナぁ…帰ろうぜ』





『しっ!・・・大きい声を出さないで』








だからってさ


なんでオレが









『なんでオレまで

〃図書館〃でオベンキョーなんだよ~…』








『ケイゴ〃も〃、学生でしょ(汗)!

勉強しておかしいことないじゃんか』







『ちぇ・・・』








『(笑)・・・~ほら

時間もったいないじゃんか

終わらせて帰ろうよ♪・・・ね、ケイゴ』







『・・・』







カンナの言ってる事が正論なのは

わかってたんだ






グータラな学生生活を送るオレを

なんだかんだで

面倒みてくれてるってことも









そしてオレ自身が

なんだかんだで

そんなカンナのつくる空間を

居心地良く感じてるってことも









まぁ・・・なんでも良かったんだ






なんでも・・・楽しかったんだ






相手が


カンナだから










『終わった???』


『~~~うん』







『・・・ほんと???・・・~~見せて』






『~~~カンナ、お前な』







どんだけ信用ないんだよオレ








『あ♪ホントだ(笑)

しかも全部合ってる

スゴイねケイゴ!』







『・・・るせぇよ』








『ふふふ、ごめんごめん

カンニングかと思って(笑)』








『・・・カンナぁ…どんだけナメてんだよ

連日付き合わされてればな

マグレでも出来るだろうが

大体な、お前・・・!』







『冗談だってば!(笑)ごめん!』







チロっと舌を出して

両手を合わせるカンナ








『ふふふ、宿題終わったし

日曜日は遊べるね!』







『・・・』







カンナの優秀な計画に

まんまとハマってるオレだった

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