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Best name ~ ひまわりとの約束 ~

第5章 素顔の君

『坂だぞ・・・カンナ、掴まってろ』






『え?・・・う、うん!』







下り坂

チャリが自動的にスピードをあげる






『キャハハハハっ・・・はやーい!』





『・・・(笑)』










オレとカンナが付き合い始めたとき







年齢的にも

わかりやすく人前でイチャこいたり

舞い上がって派手に遊び歩いたり

しそうなものの




オレたちはそんな事もしなければ



自分たちの仲間にさえ

改まって交際を

報告することもしなかった





仲間の優しさや理解のおかげでもある







ひっそりと・・・


始まった





そんな・・・幼い恋だった

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