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君のKISSに夢☆CHU

第12章 俺様系の兄


私も輝愛にとっては、ビジネスなのかな…。

そう考えたら、胸がズキンと痛んだ。

キスフレなんだから、ビジネスなんだけどね…。

それだって、どこまで本気で言ってるのか、わからないし。


そんな事を考えていると、プレートを持って輝愛がキッチンから出て来た。

「俺の特製プレートだ。お子ちゃまなお前には、お似合いだろっ。」

輝愛特製プレート…。

綺麗に盛られたサラダ。

山の形に盛り付けたチキンライスの上には丁寧にも、旗が刺さっている。

そしてオレンジや苺のデザートが、綺麗に盛り付けられていた。

「可愛い…。けど、子ども扱いしないでっ。」

そう言って輝愛を見ると

「甘い酒ばっか飲んで、お子ちゃまだろうが。」

「うっ…。」


それを言われたら、言い返せないや。

「そんな事はいいから、早く食えよ。それとこれからは、酒を飲む前には、ちゃんと食えよ。ここに来た時は、俺が作ってやるから。」

輝愛が、私の頭を優しく撫でた。


ヤバイな…。

輝愛のツンデレ具合は、絶対に女の子のツボにはまってる。

それであの容姿だもん。

もう、反則だよ…。


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