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天然な君

第2章 俺の君。

朝起きると、一見グロいほどの痕と今までで一番の腰の痛さが昨日の行為の激しさを物語っていた。
ちょっといじってやろうという悪戯心からにこにこ顔で言ってみる。

悠「朔さん、満足そうですね?」
朔「…そうか?」
悠「そう見えます。」
少し微笑んで言うと、黙ってしまった。

でも、僕には分かる。
手を口元に持ってくる癖が出ていて。
これは、朔さんが恥ずかしい時に出る癖。
知った今では愛おしさが募っていくばかりで、幸せ過ぎた僕はその胸に飛び込んだ。
この時、奈央の事は僕の頭には無くなっていてぎゅっと引き寄せられた僕の頭上で笑う朔さんに気付けないでいた。

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