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眉をひそめて問う輝穂に、宇野が頭を下げた。

「頼む!!付き合ってくれ!!」

は!?

宇野の突然の告白に、驚いて凝視してしまう。

すると周りのざわめきが聞こえてきて…

周りを見渡せば、足を止めて、宇野と輝穂の様子を窺っている生徒が何人もいた。

そりゃあ、あんな大きな声で言えばな。

嫌でも聞こえるし…気になるのも仕方ないよな。

俺も…気になる。

当の輝穂は、周りの様子など気にならないみたいで、宇野を問いただした。

「え？何で!?」

「八神しか考えられないから」