
同窓会 SN
第78章 桜8 翔
そう言うと 酔っぱらいは俺の浴衣の前をぐっとはだけて来た。
もちろん俺に異存はないので それに乗じてそのまま肩から腕を抜き、一気に脱いでいく。
俺が浴衣を畳の上に落とす間に 和也も自分の浴衣を脱ごうとしたみたいなんだけど、
醉ってるせいか ちっとも帯が解けないままに力任せに脱ごうとしたらしい
浴衣はぐちゃぐちゃにはだけ、おまけに 解こうとして少し緩んだ箇所に 無理やり腕を突っ込んだのか、帯が腕に絡まって軽い緊縛状態・・・
ソレを見た途端、ズキュン、と撃ち抜かれた。
俺、決してSM趣味とかレイプ願望があるわけじゃないんだけど
こ、これは・・・
「かず、なり・・・」
ヤバイ、声が上擦る
「翔・・・脱げない・・・」
赤い顔をして拗ねた表情の和也。
ごくり、と喉が鳴る。
「脱がせてやるから・・・向こうむいて・・・」
「ん・・・」
やるっきゃないだろ、コレ!!
