
同窓会 SN
第78章 桜8 翔
「あ~、疲れた」
「お疲れさん。だけどお前楽しそうにやってたじゃないか・・・」
「うん、楽しかったよ。みんな結構飲み込み早かったし・・・若いからかな~、一生懸命な感じが初々しくて」
「名刺渡したの?」
「一応・・・」
「・・・携帯書いてない方だろうな」
「当たり前だろー、何、お前 妬いてんの?ありえねー、あの子達いくつ下だと思ってんだよ?」
「大卒なら7つぐらいだろ?高卒だって11だ。別に恋愛対象にならない歳じゃないだろ」
「あの子達みんな翔に憧れてんだろ、俺が教えてる時も翔の方チラ見したりして気にしてたもん」
「何でだよ、ほとんど話もしてないのに」
「東京からイケメンのIT社長が来てるとこ見たらみんな憧れるだろ、イマドキの女子はシビアなんだから 俺なんか相手にするかよ。ルックスがいいのも勿論だけど 金持ってないと即、対象外に振り分けられるんだぞ」
