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同窓会 SN

第74章 桜4 翔


4-1

どちらかと言うと ポーカーフェイスで感情の起伏がわかりにくい、なんて言われることの多い和也だけど
俺に言わせれば 刷毛でサッと色を塗ったように変わるのがわかる和也の顔色の変化
っていうか、つまりテンションの上がり下がり


さっきまでうっすら赤くなり、俺の気を引き立てるように懸命にあれこれ話しかけてきたのに 今は可哀想なくらい萎れて、それを俺に見せまい、と唇を噛んでいる。

困ったことにそんな和也を可愛いと思い、もう少し虐めたいと思ってしまう俺・・・


「そうか、向井さんか。確かにあの人だったら一緒に色んなとこ行ってくれそうだよな」
「・・・・・・」

「あの人な、大人しそうに見えるけど意外とアクティブで 海外旅行も一人で行っちゃうし、ボルダリングとかもするから すげーいいカラダしてんだぜ?まさに脱いだらすごいんですって感じ」
「・・・・・・」



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