
同窓会 SN
第73章 桜3 和也
3-2
翔が驚いたような顔をして俺を見た
な、なんだよ・・・俺、なんか変なこと言った?
べつに翔を喜ばせるためにおべっか使ったワケじゃ無く、本心からの言葉なんだけど
俺って そんなにいつもだるそうにしてるのかな?
「あの・・・俺、お前と出かけるとき そんなつまらなそうに見える?」
「いや・・・そうでもないけど・・・でも基本お前はインドアだからな。どうする?って聞くと大抵家にいるって言うし・・・」
「あ・・・そう?・・・そっか・・・ごめん。別につまらないとかじゃないんだけど
家で二人でリラックスするのが好きなのは確かだな・・・」
「別に謝ることないよ、さっきも言ったけど ホントに行きたいとこは一人でも行くし 他に誰か誘ってもいいし。いつもべったりな関係を望んでるわけじゃないから。」
