
同窓会 SN
第66章 新年8 和也
「ただいま。どう?少しは楽になってきた?」
「ん・・・さっきより大分 楽・・・」
「そっか、よかった。焦ったけど、向井さんに連絡ついてよかったなぁ・・・」
「うん、ありがと。・・・あの、・・・あのさ、向井さんて 独身・・・?」
「え?結婚・・・は、してないはずだけど。何だよ、まさかタイプだとか言うんじゃないだろーな」
「ばか、そんなんじゃないよ。ただあんまりイケメンだからびっくりして」
「そうだろ?めちゃめちゃかっこいいよな。セミナーで一緒だった時も 周りの女の子の目がハートになっててさ」
「そりゃ、お前と向井さんが一緒にいたら目立つだろ」
「え?俺?俺なんかぜんっぜん目立たないよ、完全に向井さんの引き立て役だったな」
「そんな訳ないだろ。お前だって十分かっこいいよ。イケメンだし、頭いいし、行動力あるし、統率力も包容力も・・・。お、俺は向井さんよりお前の方が・・・」
「和也?・・・どうした?そんなに褒められると お世辞でも照れちゃうんだけど」
「 お、お世辞なんかじゃなくてホントに・・・」
