
同窓会 SN
第45章 危険な選択1 和也
「あの。俺 手持ちは100万くらいしかなくて・・・。でも残り200万、どこかで借りて、必ず作ります。
だから、その記事止めてください。お願いします。」
「他で借りなくてもいいですよ」
「えっ?」
「私が貸してあげますよ。200万くらい、お安い御用です。」
「・・・・・・」
確かに 堤さんにとっては200万なんて
大した金額じゃないのかも知れないけど。
俺にとって200万はやっぱり大金だ。
だから サラ金なんかでそれを借りなくて済むというのは ホントにありがたいんだけど
200万というお金を よく知らない俺なんかに
こうも簡単に貸すという堤さんに、
(やっぱりこの人とはスケールが違いすぎる)
と思わされた。
