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同窓会 SN

第136章 来来来世4 翔


4-3

あの頃 毎日飲んでた ブリックパックのジュース
自販機の前に立つと、ラインナップは少し変わってるものの
昔のままの 懐かしいジュースもちゃんとある


小銭を取り出し ボタンを押すと
ピッ、ガタン、という懐かしい音とともに
ジュースが取り出し口に落ちて来た



芝生広場に走って戻ると 俺の手の中を覗き込んで 和也も満面の笑みだ


「うわぁ、アクアブルガリア!チョー懐かしい」
「お前よくこれ飲んでただろ?」

「よく覚えてるな~」
「はは・・・で、俺はこれ」

「ははっ、そうそう。翔はいつもイチゴオレ飲んでたよな」
「うん、大抵イチゴオレかバナナオレだった。でも卒業以来だよ」



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