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『ユウト・・・幸せになって？』





『ふふ・・・わかったって(笑)』







『エリカマジで・・・最後
これだけは言いたかったの

エリカは…ユウトに
幸せになってほしい

〃あの人〃みたいにじゃないけど
エリカも・・・願ってる』







『エリカ・・・、うん・・・(笑)』







『エリカ・・・頑張るから…！

ユウトも・・・頑張って

幸せになって』






『うん・・・』







『エリカ・・・自分以外の誰かに

〃幸せになって〃…とか言ったの

そんなの思ったの初めてなんだよ？』







『？？？』








『誰かに、幸せになってほしい…とか
人の役に立ちたい…とか

初めて思ったけど・・・だけど
エリカが…そんなこと』






『・・・』






『そう思えたのは・・・

・・・ユウトのおかげだから』








『・・・ｸﾞｽ・・・～エリカ(笑)』



なんて返したら良いかわからない
そんなエリカの言葉に

俺は鼻をすするのをごまかしながら
ただただうなずいていた






『だから・・・あのね、エリカ』






『ふふ・・・うん？』









『エリカ・・・ね』







『うん…』










『ユウトに逢えて・・・本当に良かった』










『・・・』









『ありがとう・・・ユウト』