無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

『エリカ・・・ぁ』



『ぉ…怒らないって…ゆったじゃん！』





『～～だぁからって話がソレか？！え？！』









『ちが…ぅ、そうじゃなくって・・・』




『じゃあ何がどうだってんだ！？:💧』





誰がホモだ！？誰がゲイだ？！


俺のどこが…っ


このクソッタレ・・・！！！








なんて…


地味にショック受けてるとさ




エリカは…「そんなワケない」の程で
話を続けるんだが







『ユウトは…彼女いないのは

〃つくらない〃の・・・？』





『・・・』





『ユウトは…優しいし

見た目だって…まぁまぁカッコいいし

女の子にモテるじゃん…絶対』





『～～お前なぁ・・・』





『彼女…欲しくないの？
結婚・・・とか、しないの？

エリカ・・・なんかわかんないけど
不思議に思ったり…気になってた』








『どんなイケてる話すんのかと思えば
それかよエリカ～～・・・ｹｯ

ったく…～いいか？
お前ら思春期はなぁ

何かにつけて〃そういう話〃に
興味をもつ年頃なんだよ？！

そりゃわかるぜ？
だけどな…そりゃ余計なお世話ってやつだ

何もそれが全てじゃないやつもいる！
わかったか？

あ～～・・・大人になりゃ
お前にもわかる！』




エリカの言いたい事は
なんとなく…と言うか、わかってた

そうでなくとも素直に物を言うこの子は
ちょこちょこ俺の〃闇(なにか)〃を

指摘するような事を
言ってくる事にも気づいていたから




俺はエリカを子ども扱いすることで
そこから目を反らした




『別に…今は必要ないし…縁もない

そんだけだ・・・』






『ユウト・・・は、エリカに

他人には幸せになれって言うのに

自分は…ちっとも幸せになろうとしてない』






『・・・』





『へんなの・・・』





『うるせぇぞエリカ…お前に何の関係も…』














『忘れられない女性(ひと)がいるから？』











『・・・っ』





エリカが…イタズラに、ふざけて

そんな話をしてるんじゃないって事は

目を見ればわかることだった