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誰も見ないで

第19章 誰も見ないで


ぬぷ、と鈍い音を立てて、俺の先端が瑞稀君の中へと埋め込まれていく

身体を起こしてから入れてくれたせいで、繋がってるところがちゃんと見えていやらしい


先端をゆっくり入れて

その後は少し楽になるらしくスルスルと順調に入っていく


そしてペタ、と俺の上に座り込んだ瑞稀君が、少し苦しそうだった顔を綻ばせた


「入った……」


俺は瑞稀君の太腿を撫でながら褒めるみたいに


「ん、入ったね」


と繰り返す


瑞稀君の中
相変わらずあったかい

寝転がってるより座ってる方がバランスを取ろうとするからか、たまにきゅ、と締め付けられるのが堪らない


「ちょっと休憩、する?」


瑞稀君に聞いてみると、瑞稀君はふるふると首を横に振った


「ん、だめ……やだ」


やだって


「じゃあ、ちゅーして、動いて?」


俺が両手を差し伸べながら言うと、瑞稀君は俺の腕の中に降りてきてくれて


「ん、ん……ふ、んん」


俺にキスをしてくれた

興奮してお互いに熱くなった体温を分かち合うみたいに舌を絡め合って

瑞稀君がくい、と腰を上げるのに興奮する


「ん、んー……んん、んぅ……っ」

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