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だけどそれだけじゃ足りなくて
もっともっと瑞稀君の存在をちゃんと確かめたくて

夢じゃないよねって色んなところに口付けた


焦ったように服を脱がして
肩や胸にも


「……ん、ん」
「み、なと……く……っ」


そしてその思いは瑞稀君も同じだったみたいで、俺の手を取ってそこにたくさんキスをしてくれる


片手しか使えなくてちょっと動きづらかったけど、瑞稀君がそれで安心してくれるならって思った

けど

やっぱり


「瑞稀君、俺にも」


顔を近づけて目を瞑ると、クス、と笑う声がしてから唇にちゅっと柔らかいものが当たる


だって、あまりに俺の手の方に夢中で寂しかったんだもん


離れてからもう１度、今度は俺の方からキスをした

舌を口の隙間から進入させると、瑞稀君の小さな舌と当たる

それを余すところなく全部舐めて吸うと瑞稀君の身体がぴく、と揺れた

その小さな反応がやけに嬉しくて
脱がせて露わになっていた上半身のピンク色の小さなそこを指で触った


「……ん、ふ……っん」


瑞稀君の荒くなった鼻息が俺の頬に当たる


胸の周りを撫でるように触って
あえてそこを避けるようにしてから、すぐ横のあたりを親指の腹で擦る