誰も見ないで
第5章 好きになんて(サイドストーリー)
けど当然、言葉で言っただけじゃ止まってくれなんかしない
数学教師は俺の制服のネクタイで俺の腕を縛った
そしてその腕を数学教師のデスクの足にくくりつける
これで俺は完全に手で抵抗することは出来なくなってしまった
痛っ……
どんだけ力入れても取れない、か
「解け!!!! 解けよ!!!」
大きな声で叫ぶと、迷惑そうに眉を顰めた数学教師が俺の口元に自分が着ていたスーツのネクタイを結ぶ
「んーー!!!!」
「全く、そんなに抵抗することないじゃないか。あんなに愛情表現してきたっていうのに」
愛情表現!?
ふざけるな!!!
ただの嫌がらせだろ!!!
そう思っても数学教師の行動に文句を言うことはもう出来ない
教室は俺のワイシャツのボタンを全て外す
「ふふ……お前はこんなところまで綺麗なのか……綺麗な乳首……」
小さい胸の突起を指で弾かれて、背筋が嫌悪感で震えた
けど、そいつは触るだけじゃなく
「んー……ん、ん……美味しいなぁ、んー……」
俺の胸に吸い付いてきた
ちゅぼ、ちゅぼ、とブサイクな音を立てながら吸われて、びちょびちょにされた胸が心底気持ち悪い
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