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二人で一人

第56章 ヤキモチ






『じょ、じょーだんだよっ!
冗談っ!!ウソだってば!
証拠に…ホラ、今抱き締めてるじゃんか…!!』


俺の必死の弁解も虚しく優の目からは大量の涙がこぼれた。



せっかく泣き止んだのに…!



「ほ…ホントにウソ…?」

『うんっ!ウソだからっっ』


優は少し下をむいて
それから……


天使みたいなかわいらしい笑顔で

「よかった……」


と俺に言った。








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