
二人で一人
第50章 寝顔争奪戦
ザーザー…
久しぶりの雨の音。
『雨か…うん。悪くないな…』
俺はさほど雨は嫌いじゃない
体育だって中止になるし、なんかテンション上がるし。
「うわっ。雨じゃん。ダルッ」
空狼が嫌そうに言う
『なんで?けっこう好きだけどなぁ…雨。』
「えぇ!?変わってるな、おまえ。」
『そうか?雨、好きなのって変なのか?』
「変。まぁ、メリットはあるけどな。」
『…?』
「女子のブラウスが透けるってゆーメリット。」
『あ、そう。』
「え?なに?同意見?」
『バカバカしい…』
