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二人で一人

第38章 困らせろ






『えっと…す…』


「す…?」


目を一層うるませる


『す……』


『うわぁアぁーーーー!!!!
そんなん言わなくてもわかってるくせにーー』


俺は逃げた。



ムリだ…

好きなんて…

言えるわけない……






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