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二人で一人

第37章 転職☆召し使→王子様




俺は優に膝まずいた


「え!?蓮!?」


優はあきらか戸惑っている



俺は優の手をとって手の甲にキスした


『俺は…
わがままなお姫様が一番…
好きですよ?』


わがままじゃない優なんてきもちわるいだけだ


こんなんだからこそ優なんだ…


「好き…」


『大好きだよ』



優はすこし下をむいて照れてみせた


かわいい……


だけど、またいつもの優に戻った



「そう。あたしも大好きだよ?あたしだけの王子様っ」


ふふんと満足げに優が笑った


王子様……

まぁ。


召し使よりはマシか……


二人で笑った






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