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二人で一人

第30章 仲直り





『ただいまー』


「アンタねぇ、どこ行って--
あれ?」

あおい姉が出てきた


後ろにいた優を見ていた


『なんか文句ある?』


「ないッッ!」


そう言うと優の方に走って
ぎゅうと優に抱きついた


「本当に心配したんだから…」

「ごめんなさい……」


優はごしごしと目を擦った


「なになに?何事?」


のあ姉としょうた兄も出てきた
びっくりした顔をした


のあ姉はふふっと笑った

そして

「おかえり……」

そう言った



しょうた兄なんかその場で泣き崩れてる



俺は優の頭を優しく撫でた





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