
きっと あなたと・・・
第146章 ー偶然-柊- ー
通り道にあるコーヒーショップに入ると、
柊『あ・・』
「あ・・」
ちょうどコーヒーを受け取ってる詩織さんがいた。
柊『あ、偶然・・・』
「あぁ・・うん、びっくり^^元気??」
久しぶりに会った詩織さんの笑顔と声に、胸がきゅーっと痛くなった。
柊『うん・・・あ、送る・・ちょっと待って??』
「あ、近いから」
柊『危ないから・・・そのくらいさせてよ』
テイクアウトのコーヒーを持って出て行こうとする詩織さんの腕を掴んで引き止めると、
何も言わずに黙って僕の隣にいてくれた。
柊『詩織さん・・・少し話せる??少しだけ・・公園でいいから』
「・・・うん」
自分の分のコーヒーを受け取ると、そのまま詩織さんの手を引いて店を出た。
