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幸「大丈夫、ですか？」

明「…あ…はぃ…」


あっという間過ぎて
正直、あまりよく覚えていない
ただ浴衣の乱れや下半身の痛みが現実だ
と語っていた


明「俺…帰ります…」

幸「送ります」

明「一人で帰れますから…」

幸「足取りがおぼつかないし危ないから
送りますって」

明「平気です、ちょっと一人で考えたい
事もありますから…」

幸「そうですか、わかりました」

明「…」


一人で考えたい
そう言ったが何を考えるのか
考えたって現状が変わるわけではない

久志とはもう友達には戻れないだろうし
和彦と再会したが逃げられるし
やけくそで幸と…


明「…最悪…最低だな、俺っ…」