無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

和彦「あと良かったらこれも」

明「これ、牛乳？」


湯たんぽと一緒に
渡してくれたのはホットミルク
湯気は出ていたが熱くなく、ほどよく
温かかった


和彦「ホットミルクは彼女によく作って
たんです」

明「あ、彼女に…」

和彦「飲めば少しは痛みも和らぐ思いま
すから」

明「…はぃっ」


ホットミルクを飲むと
体の中から温まり痛みは和らいだ
だけど同時に胸がチクッとし謎の痛みに
襲われた


明「…」

和彦「どうかしました？」

明「…いえ…彼女に作ってあげるなんて
優しいなって…」

和彦「まあ…フラれたけどね…」

明「えっ…」

和彦「僕がなかなか結婚に踏み切らない
から見限られたんだけど…」

明「…」