夜空は百合の花を狂気的に愛す
第2章 オトギリソウ
「ユリ!!!応援するのよ!」
「え?」
「だから応援!!!陽向に頑張れって言うの!それだけでアイツめっちゃやる気出せるから!!!」
「は、はぁ…」
愛子の言うことは全くもってよくわからないけど私の応援で頑張れるなら何度だって応援するに決まってる。
ひーくんに届く精一杯の声で叫ぶ。
「ひーくん頑張れー!!!!」
そう叫ぶとひーくんは驚いた顔でこちらを振り返ってからいつもの笑顔を見せてくれた。
そして何故か夜くんと空くんまでもが私の方を見ていた。その目は何を考えているかよくわからない。
姉として、義弟を応援した方が良かったのかしら…
一抹の不安を抱えながら試合の行く末を見守る。
ひーくんは先程とは打って変わったようにスピードが早くなり、何点も点を入れていく。
さすが、ひーくん!
ピーッと試合の終わりのホイッスルが鳴る。
「え?」
「だから応援!!!陽向に頑張れって言うの!それだけでアイツめっちゃやる気出せるから!!!」
「は、はぁ…」
愛子の言うことは全くもってよくわからないけど私の応援で頑張れるなら何度だって応援するに決まってる。
ひーくんに届く精一杯の声で叫ぶ。
「ひーくん頑張れー!!!!」
そう叫ぶとひーくんは驚いた顔でこちらを振り返ってからいつもの笑顔を見せてくれた。
そして何故か夜くんと空くんまでもが私の方を見ていた。その目は何を考えているかよくわからない。
姉として、義弟を応援した方が良かったのかしら…
一抹の不安を抱えながら試合の行く末を見守る。
ひーくんは先程とは打って変わったようにスピードが早くなり、何点も点を入れていく。
さすが、ひーくん!
ピーッと試合の終わりのホイッスルが鳴る。
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