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風俗課に配属されました

第73章 原田康人の婚約事情②

「社長と秘書の理佳さん。素敵な人だったね」
「あの二人、絶対に付き合ってると
思ったんだけどなぁ」

亜衣の退職の挨拶を済ませると
その足で映画館に向かった。

恋人宣言とプロポーズをしてから
早一ヶ月が経過。

すなわち今日は……

「映画の後は美味しいものでも食べに
行こうか」
「賛成ッ」

一ヶ月記念日。

僕と亜衣は徐々に打ち解け
こうして恋人繋ぎなんかも
当たり前のように出来たりする。

行き交う人々の好奇な視線も
気にならない。

それは……僕の目には
亜衣しか映っていないから。

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