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風俗課に配属されました

第72章 本條斗真の事情⑩

「わたくしの見立てによると美人さんは
お客様に相当な好意をお持ちになって
いらっしゃいますね」
「長年の勘ですか?」
「そんなところです。無論、お客様も
でしょう」

第三者に言われてしまうと
現実味が沸いてくる。

「そうですね。僕も理佳を……」

カミングアウトしてしまおう。

どうせ知らないおっさんだし。

「あ、到着しました。3800円です。
領収書は御入り用でしょうか?」

おっさんに話の腰折られた……

「大丈夫です。お釣も要りません」

……恥ッ。

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