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風俗課に配属されました

第72章 本條斗真の事情⑩

そして取引先との会食の場でも……

「いやいや……てっきりお二人は
お付き合いをされているものかと……」
「よく勘違いされて困っておりますのよ。
おほほほほ……」

はい。

お決まりである理佳の否定。

今夜の会食で、理佳を同伴させず
俺ひとりだったとしたら
俺は……どう答えただろうか。

否定も肯定もせず
濁した回答になっていたと思う。

それだけ理佳という女は
俺にとっては特別という……

「でしたら理佳さん。この男はどうですか?」

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