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風俗課に配属されました

第72章 本條斗真の事情⑩

本日で仕事納めになる陣内亜衣が
結婚の報告を兼ねて
俺の元に挨拶に訪れた。

「お父様まで御一緒に挨拶に来られるとは
誠に恐縮でございます」

二人は顔を見合わせて
「プッ」と吹いた。

「こんなナリですが亜衣の婚約者です」
「えぇッ!?」

今度は俺と理佳が顔を見合わせた。

「勘違いされるのも無理はありません。
亜衣のお父上よりも年上ですから」

言葉とは裏腹に自信に満ち溢れた
堂々たる姿。

そのベルトに乗った腹にさえ
貫禄を感じる。

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