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風俗課に配属されました

第67章 陣内亜衣の切ない事情③

今夜、婚約者である原田康人を
食事に誘った。

「亜衣さんから連絡を頂いた時
夢かと思いました。まさか僕のような男が
亜衣さんに誘われるなんて」
「私は康人さんの婚約者ですよ」

康人さんとの結婚は二度目の決意。

「照れますねッ。あはは……あはは……
亜衣さんが僕のお嫁さんなんて……」

『クチャクチャ』と音を立てて食べる姿も
額から溢れ落ちる汗も
私と変わらない身長も
ベルトに乗ったお腹も
鼻を摘まみたくなる体臭も
結婚して時間が経てば
それらを全て受け入れ愛しくなるはず。

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