テキストサイズ

風俗課に配属されました

第65章 五十嵐歩の恋愛事情⑧

「ちょっとだけ……ホントにちょっとだけ
期待しちゃってた……馬鹿みたいだね……」

亜衣の言葉に居たたまれなくなる。

期待させてしまった自覚はある。

言葉は無くとも態度で亜衣への想いを
表現していた。

優しくて穏やかで健気な亜衣に
徐々に惹かれていき
気が付くと収集がつかないほど
好きで好きで堪らなくなっていた。

だが、亜衣は家庭の事情で結婚する。

それ相応の覚悟だっただろう。

俺の勝手な想いで亜衣の結婚を
無下にすることなどしてはならない。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ