テキストサイズ

風俗課に配属されました

第64章 傷の舐め合い

「コーヒー飲みます?」

五十嵐さんに気を使う余裕なんて
今の私には無いけど。

「ついでだろ?頂くよ」

当たっているだけに憎たらしい。

ソファーに座る五十嵐さんに
コーヒーを渡すと
私はコーヒー片手に窓ガラスにもたれ掛かり
外の景色を眺めていた。

「沖縄はそっちじゃねーよ」
「それは御親切にどうも」

瑞樹さんが負った怪我より
凛子さんとのことが気になるなんて……最低。

「今頃南課長は……」
「ちょっとッ!気に障ること言うのやめて
もらえませんかッ!」
「はぁ?南課長は今頃治療に専念している
のかなって思っただけだし」

ストーリーメニュー

TOPTOPへ