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風俗課に配属されました

第61章 社員旅行⑤

その車は私の横に停車した。

「ひとり?夜道は危ないって」

黒いミニバンの運転席から
私と年が近いような男性が
顔を覗かせた。

「お気遣いありがとうございます」
「送っていこうか?どこまで行けばいい?」

この男性の好意に甘えることにした。

これで一先ず不安と恐怖から解放される。

男性に宿泊先のホテル名を告げた。

「あッ……もしかして東京から社員旅行で
来たんじゃない?」
「よく御存じですね。どうして知っているん
ですか?」
「その話は後々。とりあえず乗っちゃって。
おい、アキラ。ドア開けてやれよ」

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