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風俗課に配属されました

第57章 南瑞樹の秘密事情⑤

「若菜ちゃん。どうしたのかしらね。
帰り際に好きな動物を聞いてくるなんて」
「さぁね。俺、犬派でも猫派でも無いけど」

俺が好きな動物は……

「分かってるわよ。瑞樹が好きなのは……」

凛子が紙袋から俺のクマ柄のパジャマを
取り出す。

「若菜に言っても良かったのに」
「こっちは気を使ってそう言ったのよ。
大の大人がクマさん好きなんて
恥ずかしいわよ。若菜ちゃんに嫌われたく
ないでしょ」

いずれは俺の『クマ好き』を
若菜に話すつもりでいた。

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