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風俗課に配属されました

第48章 本條斗真の事情⑥

「斗真ぁ……」

シャワーの音でかき消されて
しまいそうなほどの理佳のか細い声。

『ドカ──────────ンッ!!!』

「開けるぞ?開けるからなッ!」

浴室の扉を開けると……

理佳はシャワーに打たれながら耳を塞ぎ
身を小さくして縮こまっていた。

「もう大丈夫だ」

シャワーから理佳の身を庇うように
抱き締めた。

すると理佳は俺を抱き返し……泣いた。

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