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風俗課に配属されました

第43章 曰く付きの恋人

お風呂から出ると家に電話を入れた。

『五十嵐くんと一緒なの?』

母親は五十嵐さんと私が
付き合っていると思っている。

「違うよ。会社の友達だって」

さすがに不倫相手とは言えない。

母親との電話を切ると
瑞樹さんにすかさず抱き締められた。

「俺は会社の友達?」
「何て言えば良かったかな」

抱き締める力が強まる。

「恋人。俺と若菜はもう不倫じゃない」

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