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風俗課に配属されました

第43章 曰く付きの恋人

「妻は若菜の存在を知ってるんだ」

バスタブの中で瑞樹さんに寄り掛かり
そんな私を包み込むように優しく抱き締め
話は始まった。

「……バレちゃったの?」

瑞樹さんとは何度も外で会っている。

バレるのは時間の問題だった。

「俺が妻に話した。若菜と出会ってから
今日までのこと」
「それって……もう私とは……終わりに
するって……こと?」

瑞樹さん……不倫を白状したんだ。

私に何の相談も無しに。

一方的に別れを告げられても……

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