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ちょっと甘えたくなって背伸びをして
瑞樹さんの首に両手を回した。

私にとってはかなり大胆な行動。

「足元滑って危ないよ」

瑞樹さんは私の身体を支えるように
腰に両手を回す。

「これじゃ若菜の身体、洗えないな」
「いいの……瑞樹さんと、くっついていたい」
「俺も……若菜とずっとこうしていたい」

どうして……

どうして不倫なんだろう。

瑞樹さんも私も……
お互い大好きなのに……