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風俗課に配属されました

第121章 川澄友香の恋愛事情③

お湯……早く溜まらないかな。

龍聖の熱量がひしひしと伝わってくる。

お預けを喰らった犬のような……

龍聖……分かるよ。

私もだから。

エッチをする前提で龍聖の部屋を訪れた。

シャワーだけにしておけば良かった。

そうすれば気まずい空気が
流れずに済んだのに。

でも……

無駄が嫌いな私でも
この時間と空間は無駄じゃなく感じる。

気まずいながらも
照れ臭く、くすぐったくて
純粋な頃の私に巡り会えたような。

ドSの私が……笑える。

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