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風俗課に配属されました

第119章 川澄友香の恋愛事情②

『待つの……やめちゃえばいいのに』

若菜ちゃんと付き合える保証なんて
どこにも無い。

待っているだけの時間なんて
今の私に言わせれば無駄。

『友香?』
『ぁッ……ゃだ……』

龍聖を自分に置き換え考えていたら
いつの間にか泣いていた。

『俺なんかの為に泣くなって』

頬に伝う涙を拭ってくれる龍聖も
瞳に涙を浮かべていた。

『龍聖も』

お互いの涙を拭い合う。

『どうして好きなだけじゃダメなんだろうな』
『きっと……相手次第なんじゃないかな』

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