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風俗課に配属されました

第117章 南瑞樹の秘密事情⑧

凛子とは正式に離婚した。

厳密に言うと離婚届を突き付けられ
家から放り出された。

『死ぬまで女で居たかった』

凛子らしい台詞。

早速若い男を家に招き入れる辺りも
凛子らしい行動。

全ては最後の最後まで凛子を
女として見れなかった俺の責任。

怒りも無ければ悲しさも無い。

だからと言って嬉しいわけでもなく
開放的な気分になったわけでもない。

ただ……心と身体の一部分に
ぽっかり穴が空いてしまったような。

その隙間を埋められるのは……

勝手な話だが若菜しか考えられない。

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